三菱製紙 統合報告書2024
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・ 2050年のカーボンニュートラルを目指す「三菱製紙グループ環境ビジョン 2050」を策定しています。三菱製紙グループは、再生可能エネルギー等の最大利用、炭素固定技術の活用、環境配慮型商品の開発を通じてカーボンニュートラルの実現を目指し、日本政府が目指す長期目標「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする脱炭素社会・カーボンニュートラルの実現」に貢献してまいります。・ 2023年度のエネルギー起源CO₂国内排出量は694千tです。 2013年度エネルギー起源CO₂国内排出量946千tと比較して27%(252千t)減とすることができました。  2030年までにエネルギー起源CO₂国内排出量を2013年度比で40%削減し568千t以下を目指します。・ エネルギー起源CO₂国内排出量を2013年度比で40%削減する具体的取り組み体制として、「2030年度CO₂削減タスクフォース」を立ち上げました。  具体的な施策としては、省エネルギーの取り組みおよび既存ボイラーの石炭からの燃料転換を推進し、石炭使用量の削減を進めてまいります。・ SCOPE1+2のCO₂を含む2023年度温室効果ガス国内排出量は826千tです。   2013年度温室効果ガス国内排出量1,064千tと比較して22%(238千t)減とすることができました。  2030年度までに2013年度比で36%削減し681千t以下を目指します。・ サプライチェーンを含めたCO₂削減につきましては、SCOPE3の算定方法を継続調査し、今後の開示について検討を進めてまいります。・ 紙の生産には大量の水資源を使用します。2023年度の工業用水取水量は117百万tになりましたが、工程内の水リサイクル(水の循環利用)などを進め、有効利用に取り組んでまいります。尚、各工場には排水処理施設を設置し、工場内で使用した水は法律で定められた基準に基づききれいな状態にした上、放流することで地域に還しています。水質保全にも努め、基準を遵守し、その地域の環境保全に努めています。・ 東北地方を中心に約2千haの森林を保有しています。積極的な北東北産の木材使用により国内材自給率向上と森林保全に今後とも継続して努めます。ス)の提言に沿った情報開示を進めてまいります。本資料は本提言に沿った情報開示になります。三菱製紙グループは、社会価値を創造するとともに、事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 参考サイトはこちらTCFD47指標と目標■ 気候変動への対応TCFD提言に沿った情報開示について 三菱製紙グループの企業理念およびサステナビリティ基本方針のもと、当社グループの持続的な成長と中長期的企業価値の向上に向け、また、社会に貢献することを目指して、気候変動が事業に与えるリスク・機会の両面に関してTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォー

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