三菱製紙 統合報告書2024
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 三菱製紙グループが事業の継続、安定的な発展により企業価値の向上を目指すためには、当社グループの置かれた状況を正しく認識し、適切な対応を続けていくことが必須です。 そのためには、外部環境における様々な事象とその変化あるいは変化の可能性、当社グループ内部における資源やポテンシャルも含めた変化の可能性といった内外の「変化」を把握し、それらが当社グループに及ぼす影響を分析することから始めました。 「変化」は、何も手を打たなければネガティブな影響を及ぼす脅威となり得ますが、適切な手を打つことにより改革の機会、ステップアップの機会、新規事業の機会として、企業価値向上に繋げることができます。 その「機会」については、世界的規模の大きな流れとしてのサステナビリティを重視した経営の視点から整理し、サステナビリティ推進活動の中で、マテリアリティ(重点課題)としてその方策を検討し取り組みを進めております。 下記の一覧表に、様々なリスクファクター(変化要因)に対応する「機会」の分析を記載しております。 なお、「リスク」については、個々の対応は担当部署が行うとしても、その影響や対応の進め方等は当社グループ全体として把握し、判断することが重要であることから、リスクマネジメント委員会が組織横断的な取り組みとして統括しております。リスクマネジメントの取り組みについてはP68-69に記載しております。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■経営(企業価値向上に向けて)機 会対応するマテリアリティ⃝ 事業ポートフォリオ転換の加速による強固な経営基盤の確立⃝社会に有用で安全な製品およびサービスの開発⃝地球環境との共生⃝国際社会との協調⃝危機管理の徹底⃝ 事業ポートフォリオ転換の加速による強固な経営基盤の確立⃝社会に有用で安全な製品およびサービスの開発⃝地球環境との共生⃝誠実な行動と法令等遵守⃝誠実な行動と法令等遵守⃝安全最優先で多様性を考慮した職場環境⃝危機管理の徹底⃝安全最優先で多様性を考慮した職場⃝誠実な行動と法令等遵守⃝安全最優先で多様性を考慮した職場⃝誠実な行動と法令等遵守⃝危機管理の徹底⃝安全最優先で多様性を考慮した職場⃝誠実な行動と法令等遵守⃝安全最優先で多様性を考慮した職場環境⃝社会に有用で安全な製品およびサービスの開発⃝誠実な行動と法令等遵守18リスクファクター(変化要因)社会・経済⃝自然素材、再生可能素材への期待の高まり⃝環境配慮型商品の需要拡大⃝社有林の有効利用(森林体験学習等)によるアピール⃝海外取引の多極化⃝リスク管理体制への要請の高まり⃝安心・安全な水、空気への関心・需要の高まり⃝環境配慮への要請の高まり⃝環境対応およびその公表が企業の評価基準となる⃝ 経営評価の視点の変化 (ガバナンス、コンプライアンス強化への要請の高まり)⃝働き方改革への社会的要請の高まり⃝ダイバーシティ & インクルージョンの浸透⃝IT技術(DX技術)の高度化⃝デジタル化、IT技術(AI等)の進展⃝顧客要望の多様化⃝環境配慮型商品への志向自然現象環境問題雇用労働安全衛生⃝労働環境への関心の高まり設備・施設・情報資産取引製品・技術・サービス価値創造ストーリー■ リスクと機会

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