の改ざんおよび所定の検査の一部不実施の事実が判明いたしました。当社の構造改革の一環として、耐熱プレスボード製品の製造を子会社の白河事業所から当社の高砂工場へ移管する作業を進めていたところ発覚した事案で、この場を借りまして改めてステークホルダーの皆さまに多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。 当社は不正発覚後、速やかに外部専門家で構成される特別調査委員会を設け、事案の全容解明、原因分析および再発防止策の提言を委嘱いたしました。なお、白河事業所で製造した耐熱プレスボード製品だけでなく、当社および当社子会社の各製造拠点における類似事案の有無も調査対象としています。今後は調査が、迅速かつ実効的に行われるよう全面的に協力するとともに、特別調査委員会から調査報告書を受領次第、直ちに開示等の対応をしてまいります。 社内に対しても、外部発表同日に私から全社員に経緯と以下の重要性について説明し、今後の意識改革を促しました。さらに私が各工場を実際に訪問して(海外等一部はWebにて)、今回の事案の内容と品質管理の重要性について社員と対話しました。(以下は従業員への説明の概要)• 当社グループではサステナビリティ向上のための組織改革の一つとしてコンプライアンスの徹底を掲げ企業風土の改革に取り組んできたが、今般、長年に亘り12トップメッセージ■■■■■■■■■■ 中期経営計画の基本方針の二つ目である「グリーン社会への貢献」につきましては、引き続きTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の提言に沿った情報開示を進めています。 カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みとしてはGXリーグ(グリーン・トランスフォーメーション)への参画を継続するとともに、脱プラ・減プラ、安全かつ快適なサステナブル社会の実現に貢献する製品として、包装紙(クラフト紙、バリア紙)の商品開発と拡販を進めてまいりました。これらの取り組みの結果、CO₂排出量は2013年度比27%削減を達成しました。引き続き2030年公約目標の2013年度比40%削減に向け排出量削減を継続していきます。■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 三つ目の「サステナビリティ向上のための組織変革」においては、当社のサステナビリティ推進活動の在り方について株主の皆さまに理解を深めていただくために、「ニッシー・カッシーの森制度」を新設しました。これは当社の社有林の一部区画に実際に株主さまの手により植樹していただく制度です。 またダイバーシティ&インクルージョン、コンプライアンスの徹底等の取り組みを推進するための組織変革にも継続的に取り組んでいます。前期の女性社外取締役・女性常勤監査役に続き、今期は研究開発部門に女性執行役員が誕生しました。そのほか外国人採用推進や、育児・介護などに直面しても社員が安心して働けるよう、在宅勤務の適用対象を拡大するといった働き方改革も進行しています。■■■■■■■■■■■■■■■■ 2024年3月期には、当社の100%子会社である三菱製紙エンジニアリング株式会社の白河事業所で製造していた耐熱プレスボード製品に関して、検査測定データ引き続き社会と環境に貢献する製紙会社として
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