0.5%から2024年3月期の2.8%へと向上しています。 中期経営計画の取り組みで特筆すべき点は、何といっても大胆な組織改革を行ったことです。まず非コア事業の譲渡といたしまして、ドイツ事業フレンスブルク工場の売却、孫会社である株式会社カツマタの感熱紙仕上げ等事業と子会社である菱紙株式会社のスポーツクラブ運営事業の譲渡を実行いたしました。 次に子会社統合として、新北菱林産株式会社、京菱ケミカル株式会社、高砂紙業株式会社を当社に合併したほか、菱工株式会社の三菱製紙エンジニアリング株式会社への合併、菱紙株式会社の三菱王子紙販売株式会社への合併を実行いたしました。さらに2024年7月には化粧板原紙をはじめとする高品質な特殊紙を生産していたKJ特殊紙株式会社の当社への合併を行いました。これにより清算中の会社等を除く子会社・孫会社数は、2022年3月31日の25社から11社へと14社減少しました。この思い切った組織改革に対する評価は株価などにも現れているようで、見える形で組織改革をできたことが、株主や投資家の方々に受け入れていただけたのではないかと思っています。11
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